子育てにこそ占星術~子どもは「他人」だよ~

2014-08-15

西洋占星術の出生ホロスコープには、
その方のすべてのデータが入っています。

才能、長所はもちろん、
苦手や葛藤を感じやすいところまで。
感じ方、考え方、その表し方、などなど。

そして、
その抽象的な資質は、
脳みそと一緒で、ぜんぶ使っているとは限りません。

まだ上手く動作してないことも多い。

潜在意識下で働くこともあれば、
年代によって出たり
引っ込んだりする資質もあったりします。

どんな人も、
そのエネルギー
(個性・資質)を通して、
人や世の中を見ています。

善か
悪か
正しいか
間違っているか

好きか
嫌いか
ヘンと思うか
ステキと思うか

大事なことか
どうでもいいことか
おもしろいか
つまんないか

・・それ、
自分だけの固有のものです。

誰もが、それぞれに全然違う。

でも、うっかりそのことを忘れて、
自分のその枠を
お子さんにも、
あてはめてしまうのですよね。

それだと、
自分と違った個性の子どもだった場合、
親子ともども、とってもツライです。

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占星術は、360度全方位的で
俯瞰した視点を得られる手法ですから、
その「違った個性」を客観的に観ることができます。

だから、
子育ての相談には、威力を発揮します。

お客さまに承諾を得て、
事例と感想を紹介させていただきますね。

(前略)

Aのことをたくさんほめていただき、
嬉しかったです。

生まれてからずっと、
「育てづらい」
「ほかの子のようにできない」
「なにを考えているかわからない」と、
苦労続きでしたので、ほっとできました。

特に小学校に入ってからは、
(三知花先生のおっしゃったように)
先生との相性が悪かったのか、
指導されるたびに奇行が増えてしまい、
自分の育て方が悪いのだと、落ち込んでいました。

そうすると、
私も厳しく当たってしまうので、
ますます状況が、悪くなるばかりでした。

でも、Aには明るく好奇心旺盛なところ、
(親の欲目かもしれませんが)頭のいいところ、
小さいのに、
人を良く見ているところなどあって、
先生に指摘していただいて、
「やっぱり、ただ我儘なわけじゃないんだ」って
わかりました。よかったです。

わたしとは、ぜんぜん違う個性だということ、
あまりに当たっていて、笑ってしまいました。

うちを覗いていたんですか?というくらいです。

とても納得がいきました。

確かに、夫方の祖父に似たところがあります。

これからも、
迷ったりすることは
たくさんあると思いますが、
自分とは違う個性なんだ、
ということを肝に銘じたいと思います。

自分の子どもに生まれてきてくれたこと、
ちゃんと感謝して、育ちあっていきたいです。

近頃は昭和の時代とは違って、
「個性の時代」と、
言われるようになりました。

そうはいっても、、
やっぱり小中学校
(公立や地方は特に)は、
個性が強い子には、
生きづらいところだと思います。


同じ枠の中に、
おとなしく入ってくれない子は、
「悪い子」に仕立て上げられてしまうことがあります。

男の子を育てたことのない年配の
女性の先生に受け持たれた男の子、
必要以上に締め付けられて、
おかしなことになっている例を
たくさん観ています。

母親も自分が女ですから、
男の子がよくわからない。

それで、先生に加担してしまう、
パターンが多いのです。

集団生活に必要なルールを
厳しくしつけることは必要ですが、
それを隠れ蓑にして、
ひどく個性を否定されるような
事象については、
家族が注意深く見守って、
フォローしてあげるほかはありません。

それなのに、お母さん自身が、
その子の個性をわかって認めていないと、
「やっぱりうちの子がおかしいのだ」となってしまいがち。

先生側について一緒に責めてしまう前に、
客観的な意見を取り入れてほしいです。

モンスターペアレンツが騒がれる昨今ですが、
学校からの呼び出しにおびえて、
「うちの子が悪い」と、
卑下するお母さんの方が、ずっと多い印象です。

私もそうでした。

この方の場合は、
お子さんの月(赤ちゃん時代や
素の資質を表す)が牡羊座で、
確かに「落ち着きがない」と
言われてしまう背景はあったのですが、
水星(言語やコミュニケーション能力
小学校時代に発達する)の状態がとても良く、
活発で天才肌、ユニークな個性が強調されていました。

「落ち着きがない」
という幼少期の状態も、
他の天体が育つ過程で、
「発見力」や「リーダーシップ」に
転換していく可能性が、十分にありました。


お母さんがその可能性を認めて、
見守り声掛けすることで、
それは必ず開花します。

持って生まれた才能が、
現実的な場面で発揮されるようになるのです。

困ったところばかりフォーカスして、
可能性を認めてあげられないと、
発揮する場面が遅くなったり、
拗ねて閉じて枯れてしまうこともあります。

別にそのことがいけないわけではないし、
その子のタイミングや、
選択した学び方に対して、
母親が罪悪感を感じる必要はないのですが、
でも、もし知っていたら、回避できますよね。

お母様のホロスコープについては触れませんが、
母子の資質が、かなり違っていたので、
それについては、丁寧に説明させていただきました。

そして、ネガティブな傷になっていた
できごとのエネルギーをを抜き取り、
思い込みの書き換えと、
ヒーリングをさせていただきました。

親子のホロスコープを拝見すると、
必ず「約束」めいた、符牒が見つけられます。

お互いに、選び選んで、この世で、また出会った。

深い深い縁です。

苦しみ傷つけあわないと、
学べないなんてことはないんです。

それは、「苦労や努力を善」とする、
意識下の思い込み。

ステキな縁を楽しみ慈しみ、お互いを生かしあいましょう。

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