トリシアのインナーチャイルド療法

2014-11-26

連休は、トリシアカエタノさんの
インナーチャイルドセラピスト上級講座でした。

インナーチャイルドとは、
文字通り、「自分の中の傷ついた子ども」です。

講座の内容も素晴らしかったですが、
私にとっては、なにより
トリシアさんとの出会い自体が、ギフトでした。

繊細であたたかく、チャーミングでオープン、
でもセラピーに対しての姿勢は、どこまでも厳しく誠実。

チャイルドの部分を忘れない、頼れるアダルト。

愛と喜びにあふれた、素晴らしいセラピストさんでした。

わたしは基礎講座と合わせて、
私は3歳、5歳、7歳、1歳の
インナーチャイルドに会いました。

自分の内面については、意識的な方だと思っていますし、
インナーチャイルドについても、
なんどもアプローチして、それなりに理解と解放をしてきました。

それでも
「まだこんな子が、そこに凍りついたままだったのか」と
ビックリすることが、いくつもありました。

どの子も、まっすぐで真面目で、やさしくて強い。

子どもというのは、意外に、なんでもわかっている。

もちろん、全体像を理解するには不十分の、未熟な脳ですが。

私の5歳のチャイルドは、
危機的状態を自分がなんとかしようと、
「自分が全力でココを守るのだ!」と、
寝る間も惜しんで、持ち場を守り続けてていました。

初めは強情に「そこを離れるわけにいかない」と言い張りました。

清潔でふわふわの香りの良い寝床に案内して、
猫と一緒に休みなさいというと、嬉しそうに眠りにつきました。

十分に眠ったら、これからは一緒に居てもらおうと思います。

***

まだ理性的な脳が出来上がっていない幼少期、
占星術で言えば「月」の年令域の時期に、
私たちは、その過酷な状況を生き延びるために、
いろいろな信念を作り上げます。

「過酷」というのは、
暴力や心理的虐待は、
もちろん含まれますが、
特に「過酷」とは認識されない
普段の中にも、十分に潜んでいる。

たとえば、
誰もいない家で目覚めて、
叫んでも、誰も来てくれなかった経験。

たとえば、
妹を出産した母が、
遠くに行ってしまったように見えたときの病院の風景。

たとえば、
一瞬、馬鹿にされたように感じた目線、
たとえば、
「あんたは○○なんだから」と言われた言葉。

そういうことに出会ったとき、
そのショックを受け入れるために、
なんらかの意味づけをしたり、
なんらかの決心をしていまう。

たとえば、
「自分は、ひとりぼっちだ」
たとえば、
「自分は、やがて嫌われる」
たとえば、
「もう絶対、話すのはよそう」
たとえば、
「自分は、どうせダメなんだ」

それは、「動物的生存本能」を司る脳の部分に刻み込まれて、
経験はとうの昔に忘れていても、
似たような状況が起こると、その思い込みや決心が発動してしまう。

怖い、
悲しい、
空しい、
怒りが止まらない。

そういう根源的な感情が止まらないときは、
インナーチャイルドが
気がついてほしがっているのかもと、考えてみてください。

そして、どこでその信念ができたか、点検し気づいて、そこまで行って壊すこと。

それをしてあげられるのは、
他でもないアダルトの自分、
占星術的に言えば「太陽」の自分なんですよね。

***

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現在セッションに使っている
シータヒーリングにも、とても似ているところがあります。

NLPなど脳科学的なアプローチもありますが、
解放や癒しが起こる、「根っこのしくみ」は、同じです。
「意識下に固まったままの信念エネルギーを壊す、流す」。

トリシアに教わったインナーチャイルドワークは、
クライアント自身が、チャイルドに会いにいきますから、
すべてを自分で実感できる、安全な手法です。

じっくりと、自分と対話をしたい方向きです。

トリニティ・メソッドの手法で、
劇的に変化する方を拝見した時にも思ったのですが、
人によって、どの手法でのアプローチが効果的かは、千差万別。

今後はお客さまの状況に合わせて、
セッションの中に、積極的に、取り入れていきますね。

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